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8月, 2021の投稿を表示しています

ソウルメイトとの音楽遍歴⑮

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  97年になるとウェラーの他に良く名前が出ていたのは ジーラブアンドスペシャルソース 。ブルースとフォークとヒップホップを混ぜた今までにないオルタナティブなのに3ピースというシンプルなバンド。これは渋谷のライブに行くほどの熱の入れようだった。当時のキミがやりたい?マネしたい?わからないけど、ポールウェラーよりもミーハーなリアクションをしていた印象がある。 Casualsのアルバムにもジーラブのオマージュ曲がある。オマージュした原曲は This Ain't Living でキミの曲名はSo In Love。あれ?ALLのLiveでも同じ曲名がありますねぇ。…けど曲は全く違います。この So in loveという曲名はフリーソウルの元祖的存在、カーティスメイフィールドの名曲 、これはキミの大好きな曲でよく聴いていたね。ジーラブを好きになったころからシンプルなリフを繰り返してグルーブに重きを置く「大人な」感じになっていった。 ジーラブを教えてもらってほどなく新譜が出た「 Yeah,it’s that easy 」だ。そして是非ベースの参考にしてほしいと言われたのがこのアルバムの Pull The Wool という曲の3:18あたりからはじまるCメロ、あ~これ聞くとキミとベースを弾いた日が走馬灯のようによみがえる。これを書くにあたって実に数年ぶりに聴いた(あ~音楽は聴いていたのに、どうしてこの曲が久しぶりなのか・・・)。ボクのこのアルバムの一押しはベタですが Stepping Stones 、キミはジーラブのビートルズバージョンって言ってた。 とにかくこのジーラブについてはドラムンベースを絶賛していて、二人のお気に入りはキミの好きなドラムのハウスマンが歌う Kick Drum 。この曲が入っている アルバムはこれ 1999年にリリースされた。このアルバム Redeo Clowns というジャックジョンソンとのコラボの名曲が出てくるね。 ジーラブがらみのエピソードは、渡英した後4年ぐらいして再会したとき、webで公開されていたライブの様子を写した動画を見てジーラブが英語で冗談を言っているのを見てケラケラキミが笑っていたのに英語が分からないボクは物凄く驚いた。 また5年前ぐらいにあったときに ノラジョーンズ 、 ジャックジョンソン はえ~な~って神戸の居酒屋でしんみり

ソウルメイトとの音楽遍歴⑭

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 前回振り返ったポールウェラーをきっかけにしてボクはR&B、ソウル、モッズに傾倒していった。その時はあまり気にしていなかったけど、小西康陽などの渋谷系と言われるトレンドもあってレコード屋さんに行けば沢山のレコメンドがあった。レコード屋さんのスタッフのイチオシは昔のものから現在進行形まで様々。なかでもアシッドジャズの代表格、 コーデュロイ はボクの心をくすぐるものだった。これももちろんキミに教えてもらった。アシッドジャズといえば当時は ジャミロクワイ が最高峰、もちろんジャミロクワイも聞いたけど、コーデュロイがボクの中では1番。 最初は 1stアルバムdat man cat を聞かされてinstrumentalだったので戸惑った覚えがある。なぜなら歌モノばかり聞いてきたから。しかし このアルバム からキャッチ―なメロディーの歌がでてきてアルバムタイトルの曲は Out of here にはまったね。今でも大好き。車通勤中に聴きまくったのは 次のアルバム 。ボクのコーデュロイNo1の evolver が入っているんだ。これは忘れられない曲。 コーデュロイも含めてボクの中ではオルガンサウンド≒モッズ、ブリット、大好きなサウンド、となっていったのです。完全な偏見です。 たとえばこの シェリルクロウ の my favorite mystake ( このライブ映像は最高のメンバー )の間奏のオルガンはボクにとってはモッズにしか聞こえない。 いくつかあげてみよう。 前回のポールウェラーからは Broken stones 教えてもらって印象深かったジョージフェイムの sunny ブッカーT&The MG'sの Mrs.Robinson ブルースブラザーズからはレイチャールズが壊れたオルガンで演る shake your tailfeathers 大御所が出たのでアレサフランクリンがスティーブンスティルスをカバーした Love the one you're with 忘れちゃいけないスティービーワンダーの Don't You Worry 'Bout A Thing 、良い時代だ、こんな映像をみられるなんて! staxレーベルからはナイチンゲールズの Don't Let A Thing Go モッズにかかせないスモールフェイセズの A

ソウルメイトとの音楽遍歴⑬

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ボクが知っているキミの音楽に欠かせない存在は ポールウェ ラー 。95年から99年にかけての5年間、キミに大きな影響を与えたキーパーソンだと考えている。 初めて教えてもらったのは、大ヒットした3枚目のソロアルバム「 Stanley Road 」のリリースしたころ。キミは流行るよりも前から聞いていたようだけど、ボクに教えてくれたのは流行った頃で、その勢いに乗る感じでバンドでもコピーしよう!となった。しかし、キミらしい拘りというか、コピーした曲はアルバムには収録されていなかった You Do Something To Me というシングルカットの曲のB面のカバーソング My whole world is falling down というマニアックな曲。 元はWilliam Bellという人の曲。ボクはキミに教えてもらうとすぐに原曲をあたりたくなる癖があって、 William Bellのベスト盤のCDを買って原曲 にあたった。ポールウェラーバージョンのほうが好きだったけど、そのアルバムで「アタリ」を見つける。William Bell & Judy Clayの My baby specializes 。さっそくキミに「ええ曲があった♡」と話すとキミはすかさず「それよりもこっちのほうがええで!」って Delaney & Bonnieのカバーバージョン を教えてくれた。 その頃かな「レコードレーベルで見分けるとブラックミュージックはおもろいで」と教えてくれたのは。これは Staxレコード つながりで、Delaney & Bonnieはクラプトンやブッカー・T&ザ・MG'sなどと縁が深い。とりわけボクはベースだったのでドナルドダックダンのベースラインが大好きになって今度は ブッカーは・T&ザ・MG'sのアルバム を買ったりした。 おっと、今回の話題はポールウェラーだったね。 ボクは3枚目→2枚目→1枚目と聞き込んでいった。ボクのお気に入りは前述の「Stanley Road」からは「 Whirlpools' End 」ベースラインが大好きでコピーしたなぁ。それよりも大好きだったのは2枚目の「 Wild Wood 」のLive版「 Live Wood 」での「 Has My Fire Really Gone Out? 」