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ソウルメイトとの音楽遍歴⑫

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  キミにはバンドのアプローチとソロのアプローチの二通りの音楽があったと思う。前者は時代および時流にそったアプローチ、キミのPOPセンスを表に出すアプローチで、後者はキミの好みで時代とは無関係でキミの内面性を反映していたと思う。キミはソロプロジェクトとして「自画自慰」という、 タイトルからして「俺の好みのみ」という弾き語りアルバムをつくった。このテープはトラックダウン前のテープしか今のところ見つかっていないのだが、ジャンル的にはブルース、フォークの要素が強かった。 これは現在進行形の taquibe につながっていたのかも、、、と思う。そんなキミのソロ志向につながりそうなのが、 トムウェイツ だったと推測する。 Martha を最初に聞かせてくれて、ボクは Closing Time とEarly Yearsというアルバムを購入した。 特に印象に残ったのは Ol'55 でのちに イーグルスのバージョン も聞いた。そしてなんといっても Little trip to heaven キミの妹とのコラボは良かったね。 四半世紀前のことなんだけど先月みたいな感覚だよ、トムウェイツを聴くとね。

ソウルメイトとの音楽遍歴⑪

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ラバーソウルの次のアルバムといえばリボルバー。 ビートルズが世に広めたシタールの楽曲などが出てくるかなりチャレンジングなアルバムだ。 ボクらにとってなぜ重要か、それはthe casualsの代表曲Love Is Everywhereのモチーフとなった HERE,THERE AND EVERYWHERE があるからだ。キミは「めっちゃソウルしてる!」と絶賛していたね。ボクは自分の結婚式で妻と披露宴の入場曲に使ったぐらい、大事な曲だ。ボクのベストオブビートルズ。 よくよく考えると、キミがLove Is Everywhereを作曲したのは1994年でそのあとビートルズはアンソロジーという3枚作を世に出し、25年ぶりに新譜をリリースするというような時代だった。そう、このアンソロジーで色々な曲の別takeが世に出てインスパイアされまくる、そしてその対象がリボルバーだ。99年にthe casualsはミニアルバム をつくるのだが、1曲目にTodayという曲があって、その曲の一部はリボルバーの Taxman の アンソロジーバージョン をモチーフにしている。 ボクらは一般的に絶賛されたシタールの楽曲はあまり見向きもしなかったな。キミといつも笑って聞いたのは GOT TO GET YOU INTO MY LIFE 「このドラムは最高や!」ってな感じで。 そしてカバーはしなかったけど、 アンソロジーの別バージョン が光る AND YOUR BIRD CAN SING は個人的にこのアルバムNo1。 お次はボクのエナジーソング GOOD DAY SUNSHINE この曲は今でもスイッチがはいる。 このアルバムに YELLOW SUBMARINE というリンゴが歌う曲があるが、のちに、アニメ映画『イエロー・サブマリン』のサウンドトラック・アルバムのタイトルにもなるね、キミが渡英する1999年にリマスター版がリリースされて話題になった。 ビートルズについてはこれを最後にするけどビートルズで外せないのは LADY MADONNA 。これは In my life に続くぐらいカバーしているね。 それと ANY TIME AT ALL 。あまり歌が上手くないボクがライブで上手くハモれた曲。キミが初めて渡英したとき、エアメールをくれた。 何かイギリスでインスパイアされたのだろうか?今度会ったら教え

ソウルメイトとの音楽遍歴⑩

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  キミと切っても離せない話はみんなのアイドルことビートルズだ。ボクもキミもポールのポップさとベースラインは大好物。 特に2人の推しのアルバムはラバーソウル。ボクらのバンド、the casualsは二枚アルバムを作ったのだが、一枚目はラバーソウル仕様になっているのだ。 ラバーソウルは ジョージマーティンによってステレオ・アルバムをモノラル・プレーヤーにかけた時に良い音が出るような方法として4トラックのマスターをヴォーカルを右に、楽器を左に、中央には何も置かない状態でステレオにミックス・ダウンが行ったらしい。この辺り蘊蓄は レコードコレクターズ を2人で読み漁っていて得たもの。 それをビートルズっぽいというノリでただ単純に右と左にパートを振り分けるという感じで模倣した。MTRでね。 やはりキミは60年代の影響を強く受けて、バンド名もラスカルズ、アニマルズ、ビートルズ…The Casualsにしたように記憶している。上手く言えないけど好きだったんだね。 ラバーソウルでもっとも大事な曲は In my life 。90年代のキミは1番カバーしたんじゃない?ベース一本で演ったり、キミの妹のピアノに合わせたり。 そしてなんと言っても The word 。これは2人だけ超黒っぽいって盛り上がってね。コピーしたけど上手くいかなくてやめた気がする。 ライブで演った曲はロックな Drive my car bassラインはヨダレが出るね。 ラバーソウルの最後は Nowhere man ,キミが新しい曲出来たと言って聴かせてくれた後に、キミは自分で「あ、Nowhere manと同じ😅」という出来事があったぐらい影響を受けたんだね。 ボクらの大好物このアルバムは全編おいしい。もう一枚の大好物はラバーソウルの次のアルバムだ。それについては次回にします。