うれしいこと

野球ネタです。

今年のメジャーリーグは松井選手の活躍で終わり、うれしいシーズンだった。
松井選手が活躍したことよりもうれしかったのが、彼が打ち砕いた投手が復活したことだ。

彼の名はペドロ・マルチネス。

1996年〜2005年の10年間で最も活躍した右腕。
彼の実際の投球を96年の日米野球で見ているが、そのときは駆け出しの若手投手の印象であった。
彼よりも当時の野茂投手の同僚でドジャースのエースであった彼のお兄さん(ラモン)のほうが有名であった。

私の印象で強烈だったのが1999年のオールスターゲーム。
当時彼はボストンレッドソックスのエース。
会場はご当地フェンウェイパーク。

オープニングではオールセンチュリーチーム(20世紀のオールスターをファンと記者で選ぶイベント)のノミネートの発表があり、大選手が一同に会した記念的なオールスターであった。

彼は当然先発。
1回の三者三振を含む打者6人に対して5三振。
オールスターのMVPをもぎ取った。

当時は打高投低。
薬物疑惑はあるものの、年間50本塁打を放つ選手が10人ぐらいいた。(今年はゼロ)

そんな10年間の中で悪くても防御率は2点台前半、対戦打者の打率は2割。イニングあたりに出塁数は1以下。つまり、出塁することすらままならなかった。
年間だけでこの数字を残せば投手部門の何かしらのタイトルは手にできる。
それを10年間つづけていたのだ。
ランディ・ジョンソン投手も素晴らしかったが、差があった。

彼には速球、変化球、制球力すべてがあった。
それが今年怪我を克服して、速球を失って復活した。
それでも顔で抑えるし、制球力で抑える。

来年も活躍してほしい。
豪腕ではなくなったけど。

昨年引退したマダックス投手のように怪我をせず20年間コンスタントに結果を出す大投手もいるけれど、怪我から立ち直って結果を出す大投手になってほしい。

なんといってもしなやかな投球フォームは忘れられない。
グリフィーJr選手の柔らかいスイングと同様に。

コメント

  1. 私は、仰られている背景は知りませんでしたが、随分と勇気づけられる話です。
    「怪我からの復活」
    私の今の状況は、正に人生の「怪我」状態かもしれません。私も、「怪我からの復活」を目標に頑張ります。
    強い精神力が必要ですね。
    もし、「周りから白い目」で見られる状況になったとしても・・・・

    返信削除
  2. コメントありがとうございます。
    復活おまちしています。

    返信削除

コメントを投稿

このブログの人気の投稿

ソウルメイトへのラストメッセージ

10年ぶり

ソウルメイトとの音楽遍歴①